2016年10月12日水曜日

Redmi note4とRedmi Proを比較してみる。

さて、先程mi5sについての記事を公開させて頂きましたが、立て続けに今度はお米のハイミドル機、Redmi note系の端末について触れて行きたいと思います。
Redmi note3 Proなんかは日本国内にてお米ユーザーが一気に増えるキッカケとなった機種ではアリますが、今回はその後継機種2機であるRedmi note4とRedmiProに触れていきます。
まだまだ国内でも情報が少ないRedmi note4(以下note4)とRedmi Pro(以下Pro)ですが、実はこの二台、割とスペックがカブりまくってる機種なんですよね。
それ故に何が違うのかよくわからん!って声がちらほらな機種なんですが、手元に両方ありますので、ここは実際に比較をしてみましょう。

・まずは簡単にスペック紹介



Redmi note4Redmi Pro
画面サイズ5.5インチ(液晶)5.5インチ(有機EL)
カメラ13MP13MP(デュアルカメラ)
SoCHelio X20Helio X20/X25
RAM2GB/3GB3GB/4GB
ストレージ16GB/64GB32GB/64GB/128GB
バッテリーサイズ4100mAh4050mAh
指紋認証ありあり
USBポートmicroBUSB typeC
価格899~1199RMB(1.4~1.8万円)1499~1999RMB(2.2~3万円)

細かいスペック情報は覗いて、購入する上で実行スペックにおいてはこんな感じです。
なお値段に関してはAliexpressやGearBestで買う場合は2割~3割くらい乗っかるものと考えておけばOKでしょう。

基本的にはProはnote4をベースにデュアルカメラ化、画面が液晶から有機ELになり、64GBモデル以上ではSoCとメモリも強化されているという形になります。


・んじゃ実際のところどうなのさ?



まずは見た目。
左がnote4、右がPro。
ぶっちゃけ指紋センサー以外ほっとんど変わりません。
フロントから見てみると、でっかいmi5みたいな出で立ちです。
背面指紋センサーがいいか、ホームボタンに指紋センサーがあるのがいいかはもう個人の好みの領域ですね。


裏面はnote4がアルマイト仕上げ、Proとも最近のXiaomiがマイブームになっているらしいHTC M9みたいなヘアライン仕上げのアルミ筐体ですね。
やっぱりProの裏面で目を引くのは深度計測のためのサムスン製サブカメラです。
こいつで被写界深度を測定して低F値の一眼で撮ったような背景ボケを再現するわけですね。
そんでnote4はnote3譲りの背面指紋センサー。これに関してはいつも通りのレイアウトです。


・ディスプレイ



両方共5.5インチとなっていますが、Proは有機ELとなっています。
ただこの有機EL、そんなにコントラストが激しいってわけじゃないんですよね。
ただし、ProのOLEDは若干色が濃く緑がかった味付けとなっています。
ただし、NEXUS6なんかとは違い、は目がチカチカするくらい激さななく、「普通の液晶」に近い味付けの有機ELみたいですね。 

・USBポート 


実際に使用する場合において地味に重要なポイントですね。
Proではtype-C、note4ではmicroBになります。
まだtype-Cの環境が揃って居ないのであればここもポイントになるでしょう。

・Antutuベンチ



と、いうことで両機のAntutuベンチを比較してみます。
環境としては両機とも最新版のMIUI8(MIUI.euカスロム)焼いている環境。
差は大体2000くらいってところでしょうか?もうほとんど誤差範囲ですね。
正直7万超えてる地点で重たいゲームやらない限り大差がないと思ってるので、ベンチマーカーでもない限りここはそんなに気にするべきではないのでは?ってところです。

・カメラ性能

Pro/note4ともに13MPカメラ搭載となっていますが、一番の差がここ。
先述の通り、Proの場合だとカメラがデュアルカメラとなり、深度測定による背景ボケを実現できます。

RedmiProによる擬似低F値撮影例

写真趣味を持ってる人間としてはちょっと楽しい、風景とからめるとかなり面白い写真が撮れますね。
カメラで遊びたいなら最大のセールスポイントかもしれません。



で、ここで気になるのがセンサーの種類。
RedmiPROの場合はソニーのIMX258なのですが、note4ではIMX214となっております。
両方共1/3.04インチのCMOSセンサーとなっておりますが、世代的にはIMX258が新しくなっており、どの程度撮影内容に差が出るのかがポイントとなります。


Redmi note4にて撮影


 Redmi Proにて撮影


実際の差がこんな感じ。
敢えて差が出やすいように暗所撮影にて比較を実施しています。
高ISO環境におけるノイズ耐性はどっこいどっこいの模様。
ただし、色味に関してはProの方に一長があるようです。
やはりここは採用しているセンサーの差が出ましたね。

・対応バンド

GSM B2/B3/B8
WCDMA B1/B2/B5/B8
TD-SCDMA B34/B39
CDMA2000/1X BC0
FDD-LTE B1/B3/ B5/B7/ B8
TD-LTE B38/B39/B40/B41(2555-2655MHz)

対応バンドに関してはSoCが同じなので全く内容は変わりません。
いっこ面白いのはCDMA2000-BC0対応ってところですかね、KDDI網で使えるのかな(KDDI回線持ってないので確認不可)
ただ、どちらにせよLTEがBand1のみしか拾えないのであんまり実用的ではないかもしれません。


・まとめ 

と、まぁこんな感じでだらだらよく似た2機種の比較をやってみたわけですが、
結論から言えば値段如何で差がつきますよという何とも面白くない結論。
ことにProの64GBモデルとnote4の64GBモデルにおいては日本円で7000円程度の差があるわけですが、性能はほとんど変わらず。
「デュアルカメラなんざいらん!」な人はnote4を買ったほうがお財布的には幸せかもしれませんw

つまりまとめると……

・値段を安く抑えたい、デュアルカメラはいらんな
な、方はRedmi note4の64GBがおすすめ。

・やっぱりデュアルカメラ試してみたい、性能もちょっとでも高いほうが……
な方はRedmi Proの64GBをおすすめ。

どちらを選ぶかは自分のニーズを考えた上で検討すればいいかと思います。


あ、ちなみに蛇足かもしれませんが、値段に関してはGearbestよりAliexpressのがもちろん安いですね。
発送時間の短さや初期不良対応においてはGearbestのが明らかに早く楽なんですが、まぁそんなに急がないよって場合ならAliexpressで探すのもテです。
まぁ現地に飛んじゃうのが一番手っ取り早いんですけどね。
クレカで海外スマホ買いまくっててマイレージがクソ溜まってんぞコラ!な人は大人しく深センに行きましょうw
(́◉◞౪◟◉)シンセンハタノシーゾー